ネオキャップ・ビムラー矯正(小児矯正)
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ネオキャップ・ビムラー矯正
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ネオキャップ・ビムラー矯正は、成長期のお子さま向けに設計された取り外し式の矯正装置を使用し、就寝中を中心に歯列と顎の発育を整える小児矯正の方法です。
顎の成長を利用して歯を自然な位置に誘導できるため、永久歯が生えそろった後の歯並びや咬み合わせのトラブルを未然に防ぐことが可能です。早期に介入することで、将来的な複雑な矯正治療や歯の抜歯を避けられる場合もあります。
ネオキャップ・ビムラー矯正は、単に歯並びを整えるだけでなく、咬み合わせや顎の発育バランスも同時に調整できるのが大きな特徴です。
装置は取り外し可能で就寝中のみの装着が基本であるため、学校生活や遊び、スポーツなど日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を進められます。
ネオキャップ・ビムラー矯正の歴史
ネオキャップ・ビムラー矯正は、オーストリアの歯科医 フリードリッヒ・ビムラー博士 によって開発されました。1960年代から1970年代にかけて、成長期の顎や歯列の発達を利用して自然な噛み合わせを整える方法として考案されました。ビムラー博士は、顎の成長方向や筋肉の動きを利用することで、従来の固定式矯正に頼らずに歯並びを改善できる点に着目しました。
ネオキャップ・ビムラー矯正は、就寝中に装着する取り外し式の装置を基本とし、顎の骨格や筋肉のバランスを利用して歯列を整える独自のアプローチを採用しています。これにより、顎の成長が未完成な子どもに対しても、自然で安定した歯並びや咬み合わせを形成することが可能になりました。現在では世界各国で小児矯正の一手法として採用され、多くの症例で実績を重ねています。
西日本No.1の症例数
医療法人真心会は、ネオキャップ・ビムラー矯正において西日本No.1の症例数を有しています。
長年にわたり多くのお子さまの矯正治療を手がけてきた中で、特にビムラー矯正の分野では数多くの症例に取り組み、豊富な経験を積み重ねてきました。
その結果、治療の効果や適応年齢に応じた活用方法など、実践に基づいた深い知識を有していることが私たちの強みです。
当グループには小児矯正に精通した歯科医師が多数在籍しており、日々の診療の中で治療技術を磨き合い、質の高い矯正治療を提供しています。実績の豊富さはもちろんのこと、各院で蓄積されたノウハウを共有し、グループ全体として常に水準の高い医療を維持できる体制を整えています。
これからも私たちは、信頼に応えるために、一人ひとりのお子さまの成長や生活に寄り添った矯正治療を大切にしながら、西日本でトップクラスのビムラー矯正を提供し続けてまいります。
ネオキャップ・ビムラー矯正の特徴・メリット
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顎の成長を活かした矯正で自然な歯列形成
顎の骨格の成長を利用して歯を理想の位置に誘導します。成長期に適切なタイミングで矯正を開始することで、将来の歯並びの安定性を高め、複雑な矯正や抜歯のリスクを軽減できます。前歯の噛み合わせや奥歯の咬み合わせなど、成長期だからこそ効果的に改善できる症例も多くあります。
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就寝中のみの装着で負担が少ない
日中は装置を外せるため、学校生活や遊び、運動にほとんど支障がありません。食事や歯磨きの制限がなく、子どもが無理なく矯正を続けられるのが大きなメリットです。親御さまも装置の管理がしやすく、日々のサポートが可能です。
取り外し可能で衛生的
装置を外して歯磨きができるため、虫歯や歯周病のリスクを抑えながら治療を進められます。口内が清潔に保たれることで、装置による不快感や口内トラブルも少なくなります。
咬み合わせや歯列全体のバランスを整えやすい
ビムラー装置は上下の咬み合わせや顎の位置も整えることができます。前歯の傾きや隙間だけでなく、奥歯の噛み合わせも調整できるため、食べ物の咀嚼や発音、顔のバランスにも良い影響を与えます。
将来の矯正治療を見据えた早期介入
成長期から矯正を開始することで、永久歯列が整いやすくなり、将来的なブラケット矯正の負担を減らすことができます。顎の成長を利用するため、自然で安定した歯並びを目指せる点は保護者にも安心です。
幅広い症例に対応可能
前歯の噛み合わせの異常や軽度〜中等度の歯列不正など、多彩な症例に対応できます。必要に応じて、将来的にブラケット矯正など他の矯正治療と組み合わせることも可能です。
ネオキャップ・ビムラー矯正のデメリット
- 就寝中の装着時間を守る必要がある
- 重度の歯列不正や顎のずれには対応できない場合がある
- 取り外し式のため装置の破損や紛失のリスクがある
- 効果が出るまで時間がかかる場合がある
マウスピース矯正(インビザライン)との比較
ネオキャップ・ビムラー矯正![]() |
インビザライン・ファースト![]() |
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装置の種類 | 取り外し式の顎矯正装置(就寝中装着が基本) | 透明マウスピース型矯正装置(基本は1日20時間以上装着) |
装着時間 | 就寝中中心(約8〜10時間) | 日中・就寝中を含むほぼ1日中(20時間以上) |
衛生面 | 取り外し可能で歯磨きや清掃がしやすい | 同じく取り外し可能で清掃がしやすく、食べ物の挟まりも少ない |
見た目 | 目立ちにくいが、透明ではない場合もある | 透明でほとんど見えず、学校や日常生活で目立ちにくい |
対応症例 | 軽度〜中等度の歯列不正、顎の成長利用に有効 | 軽度〜中等度の歯列不正、前歯の傾きや隙間の改善に有効 |
負担 | 就寝中のみで日中の生活への影響が少ない | 長時間装着が必要なため、習慣化が重要 |
利点 | 日中の制限が少なく、親の管理もしやすい | 透明で目立たず、食事や歯磨き時に簡単に外せる |
制限 | 顎の成長や軽度〜中等度症例に限定される | 強い顎のずれや重度の歯列不正には単独で対応できない場合あり |
治療の流れ
1初診・カウンセリング
お子さまの歯並びや噛み合わせ、顎の成長の状態を確認します。
保護者の方の希望や不安を伺い、ビムラー矯正が適しているかどうかを丁寧に説明します。
2精密検査
レントゲン撮影・口腔内写真・歯型(または口腔内スキャン)をとり、顎の成長度合いや歯の位置を詳しく分析します。
顎の成長を利用する矯正のため、成長曲線や年齢も考慮し、治療のタイミングを判断します。
3診断・治療計画のご説明
検査結果をもとに、装置の必要性や装着期間、治療の進め方について説明します。
併せて、インビザライン・ファーストや他の矯正方法との比較も行い、保護者と一緒に治療方針を決定します。
4装置の作製・装着
専用のビムラー装置をオーダーメイドで作製します。
完成後は装着方法を説明し、就寝中を中心に毎日使用していただきます。
5定期通院・経過観察
1〜2か月に1回程度の通院で、装置の適合状態や歯並び・顎の発育の変化をチェックします。
成長に合わせて装置を調整したり、必要に応じて新しい装置を作り直したりすることもあります。
6治療の終了・保定
顎の成長が安定し、歯並びと噛み合わせが整ったら治療を終了します。
その後も必要に応じて経過観察を続け、歯並びが後戻りしないようにフォローします。
費用
項目 | 料金(税込) | |
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資料代・診断料 | 55,000円 | |
ネオキャップビムラー矯正 | 1人目 | 451,000円 |
2人目 | 418,000円 | |
3人目 | 363,000円 | |
ビムラー装置を紛失した時 | 77,000円 |